<長野> 信濃路古道紀行 中山道・木曽路 その4 妻籠宿から馬籠宿

中山道ばかりか江戸の五街道の中でも、もっとも昔の姿をとどめるのが木曽路です。緑深い山間の街道筋に軒を連ねる家々、人里離れた路傍には風雨で傷んだままの石仏や道祖神、里も野も潤いに満ちて詩情豊か、かつては旅人泣かせの二つの峠越えも今では爽快なトレッキングコースになっています。
木曽路の旅、第4回目は、旧中山道では人気の妻籠宿と馬籠宿を繋ぐ旅。住民の高い見識に守られ昔のままにたたずむ妻籠宿、馬籠峠の登り口に位置する大妻籠はひっそりと山里の風情をたたえた小集落、峠の先の馬籠は石畳の坂道沿いに家並みが開けます。宿場を京側に抜けた先にある「是より北 木曽路」の碑で木曽路は終わります。