四季の巡りと暮らしの節目に、神に祈り、祭りを行う。人々の熱き心、ほとばしる思いの瞬間を森井禎紹が切り取ります。
今回は、九州三大祭りの一つ「妙見祭り」です。

妙見祭『九州三大祭りの一つ』

霊獣、亀蛇が暴れ回り、華美を極める笠鉾の神幸行列は、百姓衆の奴、町衆の獅子、笠鉾、亀蛇などもここに加わることで、神幸行列は、ここに今日の豪華な祭礼行列の原型が成立したのです。

塩屋八幡宮を午前8時に出発し、八代駅前を経由、初白神社へと入り、境内で神事芸能が行われる。

午後最終のクライマックスに向けて、神幸行列は水無川の砥崎河原へと出発する。笠鉾は渡らず、境内や町に飾られて、ここにも観衆が集まることになるが、しかし観衆のお目当ては、この笠鉾よりも2時過ぎに行列が入る砥崎河原にある。

ここでは、亀蛇も花馬も人も川に入り、まさに人馬一体、ここぞとばかり暴れ回る。これが祭りのクライマックスで、砥崎河原の川縁は人、人、人で溢れかえる。

<妙見祭>

開催日
・11月22日神幸行列(お下り)御夜
・11月23日神幸行列(お上り)演舞

開催地:熊本県八代市

問い合わせ:八代観光案内所 0965-32-2436

写真・文: 森井 禎紹 Teiji Morii

写真家。1941年生まれ。兵庫県三田市出身。1964年頃より趣味で写真を始める。写真コンテスト、カメラ雑誌月例コンテストに応募、入選回数362回を数える。1990年プロに転向、ライフワークとして日本全国の祭りを取材。『祭りに乾杯』『祭り旅』『祭り日』他多くの写真集を出版。現在、社団法人写真家協会(JPS)会員、一般社団法人二科会写真部常任理事、兵庫県写真作家協会最高顧問など。