小野里茶の湯クラブでは、9月29日(火曜日)源心庵で「観月茶事」を行いました。7月4日の七夕茶事に次ぐ2回目の茶事となります。

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行灯の下で茶箱「月」点前

今回は東を野田さんが、正客を新さんが勤めました。

今回も正式な茶事に則って行いましたが、東の野田さんが、前回の懐石弁当に代えて、ご自分で向付と煮物など懐石を作ってくれたり、茶箱点前を濃茶に代えて行うなど、前回とは趣を異にしました。

東の点前は、観月にちなんで、電気を落として電気行灯の下で茶箱の「月」点前を行いました。「月」点前は茶箱の中でも一番複雑な点前ですが、野田さんは一月稽古をしてやり遂げました。

続くお薄は、新さんが東を引き継ぎ、三富さん、松田さん、稲葉さんが交代で東・半東を勤め、和やかな雰囲気の中で行われました。

また観月茶事の趣向として、今回都合で欠席の方も含めて、社中全員が、自分が感じた月に関する短歌を茶席で短冊に書いて披露するという趣向を行いました。短歌の選び方に、社中それぞれの個性が出てたいへん興味深い趣向となりました。

またひとつ、心に残る茶事が増えました。

                

会記は、七夕に引き続いて、社中のデザイナーの三富さんが作ってくれました。
会記に掲載している観月茶事と月点前の説明。
半月盆に野田さん作の向付と汁、そして源心庵で炊いた飯が乗せられています
野田さん作のぶり大根。今回の懐石のメイン。

「清風名月」。この茶事のために書家の青馨先生に書いていただきました。
感月茶事の趣向として短歌の披露が行われました。
短冊に書いた芭蕉の俳句を披露する稲葉さん。
社中の皆さんが選んだ短歌です。
真塗りの紅鉢に銅製の銀瓶、茶箱は輪島の真塗りに蒔絵、茶箱の下にはこれも真塗りの器据が敷いてあります。
行灯の光が趣を増す。
器据の上で点前を行う野田さん。
行灯の灯りと茶箱の小ぶりの茶碗が、月見の野点感を醸し出す。
東による月点前の後は、社中全員による薄茶の振る舞い。点前が三富さん半東が新さん。
点前が松田さん、半東が稲葉さん。
この日の源心庵の佇まい。