

四季の巡りと暮らしの節目に、神に祈り、祭りを行う。人々の熱き心、ほとばしる想いの瞬間を、写真家・森井禎紹が切り取ります。今回は毎年7月に北九州で行われる「博多祇園山笠」です。
博多っ子の心意気を示す熱い15日間
手一本の音が鳴り響き、博多っ子の暑い15日間が始まる。注連おろし、お汐とり、棒締め、試し昇、御神入れ、お汐井とり、流れ昇、朝山、追い山ならし、団山見せ、そして最終日の15日の「追い山笠」と続く、
博多祇園山笠は、博多の町に流行した疫病退散を願い、施餓鬼棚と呼ぶ台を町民に担がせ、聖水をまいて清めた姿が取り入れられ、今日の祭様式が生まれたと言われる。
しかし、山笠に伴様々な祭儀や祭奉仕者が身を清める潔斎の習俗「お汐井とり」などの伝統儀式は、今日まで厳格に継承されている。
開催日:7月1日〜7月15日
開催地:福岡県博多 櫛田神社
問い合わせ:福岡市観光案内所
Tel:092-431-3003

